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1位 大誘拐 天藤真 |
・奇抜なる壮大な誘拐ミステリー。スケール、ユーモア、仕掛け、全てに図抜けている。(向井敏)
・設定のユニークさに驚愕。老若男女、誰にでもお薦めできる(新津きよみ)
・日本一どころか、世界一の誘拐ミステリーとして自信を持って薦められる大傑作。(川出正樹)
・読み終えたときのなんともいえない幸福感。二十年経った今でも覚えています。(太田忠司)
・ハリウッドの喜劇映画を思わせるような、おしゃれでオフビートな誘拐もの。(森秀俊)
・読み終わったあと、もう自分はミステリなどかけないと思った。それほど完璧な作品。(愛川晶)
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2位 火車 宮部みゆき |
・これほどまでに切ない犯人はいないのではないか。(松田哲夫)
・カード破産というテーマを見事に描ききったミステリーの傑作。(堺康麻呂)
・文句なしの傑作。小説として、ミステリーとして、その面白さは芸術品(釣巻礼公)
・ディテールの積み重ねで現代の病理、失踪を描いていて秀逸。(松坂健)
・後世の人間が読むともっと恐い小説だろうなと思う。(岩田準子)
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3位 マークスの山 高村薫 |
・圧倒的な密度で胸に迫ってきます。犯人の視点で読んでいると、崇高さを感じます。(萩野目祐樹)
・何度読み返しても面白い(山田宗樹)
・登場人物が実在している(安東能明)
・運命にとらわれた人々のドラマは、ギリシャ神話を思わせる。(阿部陽一)
・この作品の圧倒的な筆力は、ミステリが文学であるということを再認識させた(松井永人)
・捜査の実態を圧倒的な筆力で描いた警察小説の傑作。(川野京輔)
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4位 占星術殺人事件 島田荘司 |
・これを読んで人生が変わった(貫井徳朗)
・日本ミステリ史上屈指の大トリックは、今日もいろあせず輝いている(阿部陽一)
・そのすべてが一級品で構築された奇跡の書。日本、いや世界最高の本格ミステリだ!(鯨統一郎)
・ミステリの一つのジャンルを高らかに再構築した大きな記念碑(柄刀一)
・大胆斬新なトリックで新本格の嚆矢となった秀作。名作とされている底力も凄い。(姉小路祐)
・大トリックにおどろく(小森健太郎)
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5位 レディージョーカー 高村薫 |
・戦後社会のゆがみを具現した全体小説ミステリーの傑作。(西上心太)
・どうしたらこういう小説が描けるのか。全く分からない。才能といってしまえばそれまでだが(山田宗樹)
・巨大な構想、詳密な描写、「私が告発する」正義感。ああこれはゾラの復活だ!(鴨下真一)
・企業誘拐の展開の中に、戦後史総体を描いた壮大さ。(井家上隆幸)
・戦後日本がたどり着いた混沌と汚泥を見事に炙り出した稀有な作品(典厠五郎)
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6位 魍魎の匣 京極夏彦 |
・本格ミステリーシーンを変えた一冊(西上心太)
・二十一世紀に残すべき偉大な奇書(早見祐司)
・90年代ミステリの代表といえば、これに尽きるでしょう(法月綸太郎)
・「ドグラマグラ」「虚無への供物」「黒死館殺人事件」の流れの、現代における到達点(太田忠司)
・壮麗な構築美を誇る、現代本格の最高峰(千街晶之)
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7位 理由 宮部みゆき |
・「分不相応の贅沢」がもたらした惨劇の謎が、インタビューの手法で着実に描かれていく(向井敏)
・松本清張以後にあわられた、最も良質の社会派ミステリー(郷原宏)
・ドキュメンタリー形式の採用という実験精神にも敬意を表して(横井司)
・家族の事件をニュージャーナリズムの手法で活写したミステリーをこれるミステリー(朝山実)
・文体、構成、視点の置き所がよく、ノンフィクションスタイルをいかした社会は推理の秀作(有村智賀志)
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8位 事件 大岡昇平 |
・法廷ミステリーの代表作(結城巌)
・事実にいかにせまっていくのか。法廷ミステリーの最高峰であることは今も変わらない(長山靖生)
・捜査と裁判のテキストとして座右の銘(福田洋)
・これだけ緻密な骨組みの本格「刑事訴訟法」小説は今後とも出てこないだろう。大学の教科書にもなりうる。(石川真介)
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8位 写楽殺人事件 高橋克彦 |
・謎の浮世絵師、写楽の実像に、専門知識を巧みに駆使してアプローチする手法に脱帽(松田十刻)
・歴史ミステリの新潮流を決定付けた最高傑作(小概治宣)
・今読んでも面白い。わが国では貴重な美術界、美術史ミステリー(温水ゆかり)
・将来、写楽の謎が解き明かされても、この作品は歴史推理の金字塔として輝き付けるだろう(田中喜芳)
・謎の浮世絵師、だけに様々な解釈や想像が楽しい(関伸行)
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10位 永遠の仔 天童荒太 |
・「家族狩り」も鮮烈だったが、痛みを抜けた先の光がより感じられるこちらを選んだ(毛利元貞)
・過去と現在を巧みに結びつけ、一気に読ませる。この世でもっともミステリアスなのは人間の心だ(狩野洋一)
・作者が抉り出した人間の心の闇は深くて重い(加地美智子)
・心の傷がいかなる事件をひきおこしたか・・・。時を経てフラッシュバックされる悲劇(大津波悦子)
・なんといっても、これだけ圧倒された作品はない。これは近年の小説のベスト1だと思う。(松田哲夫)
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