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2005年夏 お薦め小説ベスト10
猛暑の中、心にジーンと沁みる感動を与えてくれる本を 達人たちが採点。(週刊現代2005年8月27日号)
1位 孤宿の人/48点 | |
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幕府の流罪人と、下女の少女との心のふれあいを描く感動。 無垢な少女と悪霊と呼ばれた男の、静謐な魂の交流が描かれていく ミステリの枠を越えヒロインが自分の人生を獲得さまが素晴らしい。 感動と興奮の大作。宮部ワールドに浸って涙を流せ。 |
2位 東京タワー/44点 | |
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母と子、父と子、友情を強烈な感動とともに綴る著者は初の長編小説。 誰の身にもいつかは訪れるオカンの死。読後は胸がギュと締め付けられる。 何度も笑い、何度も泣ける。オカンとの日常生活心が締め付けられ切なくなる。 淡々と自然に愛しきものを温かく描く。 |
3位 告白/36点 | |
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実際に起きた大量殺人<河内10人斬り>をベースに、人はなぜ人を殺すのか という永遠のテーマに臨んだ力作。ユーモア溢れる饒舌な語り口のなかに、 主人公の孤独と悲しみが鮮明に浮かび上がってきます。 |
4位 風味絶佳/34点 | |
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愛を描いた短編集。贅を尽くした、本能の愛を描いた傑作。 体の根源から湧いてくるエロテティズム。練り上げられた文章、 まさにプロフェッショナルによる文学作品。 |
5位 となり町戦争/31点 | |
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ある日隣の町と戦争が勃発する。。本物の戦争を扱っていながら、 描き出される世界はシュール。実態の見えない戦争のリアルを追及した。 奇妙な味わいの恋愛小説としても読み応えがある。 すばる新人賞。直木賞候補作品の問題作。 |
6位 私という運命について/27点 | |
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女性にとっては恋愛とは何か。 かつての恋人からのプロポーズを断わった際、相手の母親から貰った一通の手紙。。 結婚・出産・家族の意味。人はだれもが自分の人生を選び取れるのだ・・・。 |
7位 ナラタージュ/25点 | |
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ごまかすことも、そらすことも出来ない、壊れるまでに張り詰めた一生。 一度しかめぐり会えない究極の恋を描く。郷愁と焦燥を覚えさせるほどの、 眩しくも懐かしいプラトニックラブの傑作。これが愛というべきか。 ピュアな感情が描かれる。野間文芸新人賞作家。初の書き下ろし長編。 |
8位 さくら/24点 | |
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平和で幸せに暮らす家族が、ある事故をきっかけに崩壊し、 やがて小さな奇跡が家族に訪れる。 涙の感動大保証。それでもずっとずっと生きてゆく姿が感動をよぶ。 |
9位 震度0/19点 | |
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謎の疾走を遂げた警務課長を巡って、県警本部の主要幹部たちの 利害と思惑と情報が錯綜する長編サスペンス。鳥肌の立つ面白さ。 息をもつかせぬ心理サスペンスに興奮し震える。 |
9位 耽溺者(ジャンキー) /19点 | |
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鼻ピアスの女性私立探偵。口も悪ければ、性格もキツイ。 しかし友のために命をなげうつ男ップリに拍手、また拍手。 麻薬秘密組織にオトリとなって挑む大活劇。これぞ史上最高のヒロイン。 |
9位 ベルカ、吠えないえないのか?/19点 | |
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戦時中、島に置き去りにされた日本軍の軍用犬4頭から、 戦争のために働く犬たちの20世紀を描いた壮大な物語。 読む前と読んだ後では、世界と犬を見る目がガラッと変わってしますはず。 |
10位 さまよう刃/18点 | |
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陵辱され殺された娘の復讐のため、父親が犯人グループに迫る。 遺族による復讐殺人は正当化できるのか。 眞鍋かをりもお薦めの一冊。 |
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